38 KGB将校エレーナ・カタソノワ直属の日本人工作員をなぜ庇うのか、中西輝政
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KGB工作員
斉藤六郎
白井久也・・・朝日新聞
斉藤勉・・・産経新聞
内藤泰朗
名越二荒之助
末次一郎・・・“ロシアの大スパイ”
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38 KGB将校エレーナ・カタソノワ直属の日本人工作員をなぜ庇うのか、中西輝政
2008年04月22日 17:11
キリチェンコと同様、KGB第一総局(SVR)の東洋学研究所に所属するKGB将校のエレーナ・カタソノワは、キリチェンコの同僚であるしその後継者である。与えられた工作ミッションは、シベリア抑留帰還者が、反ソ団体を結成して反ソ運動をしないよう、それを籠絡するのが担当で、その情報宣伝工作の専門家である。
日本側の、その直属部下、つまりKGB工作員は、斉藤六郎/白井久也/斉藤勉/内藤泰朗/名越二荒之助らである。この意味で、朝日新聞の白井久也と産経新聞の斉藤勉は、「キリチェンコ/カタソノワノ学校」で机を並べる兄弟弟子である。
カタソノワの嘘は、さすがプロの偽情報宣伝家らしく超一流であり、事実の恣意的つまみ喰いの手法を駆使して、歴史の真実を闇に葬る。その最たるものが、北海道北半の占領をトルーマン米国大統領が拒否したから、「巨大な政治的敗北をこうむったことに対する報復として」、つまり腹いせでスターリンが決定したと、スターリンとトルーマンに責任をなすりつける歴史の捏造をしている。カタソノワ著『関東軍兵士はなぜシベリアに抑留されたか』、41頁、白井久也訳。
このく詭弁に関して、ベリヤ内務相から日本の将兵百万人シベリア拉致を命じられていた、(当時、KGBの前身の)NKGB少佐のコワレンコ(ソ連共産党国際部所属は偽装)は、カタソノワのような説を荒唐無稽な「空想」と一笑に付している。
「…の空想だよ。北海道領有問題とシベリア抑留は関係ない。8月16日付け電報は捕虜を暫定的に降伏地にとどめておけという意味。(NKGBの)責任者が行くまでソ連領に運ぶなという意味」(『沈黙のファイル』、179頁)。
カタソノワが詭弁に使った、この8月16日付けの電報とは、「日本の満州軍の捕虜は、ソ連領に移送されない」という、ベリヤらがワシレフスキー元帥宛に送った電報である。『関東軍兵士はなぜシベリアに抑留されたか』、37頁。そもそもこの電報は、米国側に盗聴されるよう仕組んだ対米謀略電であったろう。カタソノワのミッションは、ソ連の日本への蛮行を、米ソ冷戦に転嫁することだが、その意味では、なかなか見事ななすりつけに成功している。
さて、問題は「キリチェンコ/カタソノワ学校」の優等生である斉藤勉が、批判をするどころか、カタソノワの、このような、何でも米国に責任をなすりつけるKGB流の嘘を増幅して宣伝してあげていることである。『スターリン秘録』、241頁。斉藤勉は、意識して(witting)カタソノワのお先棒担ぎをやっている。
ソ連の日本人百万人シベリア抑留の方針は、1945年2月のヤルタでのスターリン/ルーズベルト密約の直後に定まったいただろう。そして、日本側のGRU細胞(陸軍参謀本部)への連絡・命令は、4月の日ソ中立条約破棄通告と同時ではなかったか。
戦争指導班長の種村佐孝・大佐の内部文書にそれが書かれている。「トルーマンの北海道分割
拒否へのスターリンの報復」などは、コワレンコの指摘以前に荒唐無稽である。スウェーデンの小野寺武官のヤルタ秘密協定のすっぱ抜き電報を瀬島龍三(作戦課、中佐)が握りつぶしたのも、この4月であろう。
さて、問題は中西輝政である。中西はインテリジェンスの大家を自認しながら、決してKGB工作については、貝になって口を噤む。「カタソノワは、KGB将校ですよ」の、一言の指摘もしない。いやそれよりも、斉藤勉が “ロシアの大スパイ”であった故・末次一郎の崇拝者で、キリチェンコ/カタソノワ系の工作員であることを指摘しようとはしない。中西自身が、レベルは低いが(一番下のレベル4か?)、KGBに所属しているからではないのか。
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