“《侵略の皇帝》プーチンの犬”安倍晋三の制裁こそ正義(その3)
──G6は、伊勢志摩サミットをボイコットせよ!
ー日ロ平和条約の締結が、確度100%の“ロシアの北海道侵攻”を招く
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日本国家の防衛白痴・安倍晋三
日本侵略国家ロシア、プーチンの犬・安倍晋三の売国
北方領土
北方領土とは
南樺太、千島列島、北方4島 のことである
ロシアの核恫喝
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中川八洋掲示板
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G6は、伊勢志摩サミットをボイコットせよ!
──“《侵略の皇帝》プーチンの犬”安倍晋三の制裁こそ正義
2016.02.02
カテゴリ:北方領土をロシアに貢ぐ安倍
筑波大学名誉教授 中 川 八 洋
(続き)
第三節 レーガンWilliamsburgサミットの再現が、「伊勢志摩」サミットの課題
安倍晋三は、“成蹊大学卒のスーパーお馬鹿”だから、G7サミットの原点も役割もわかっていないし、理解する能力がない。1975年に、仏のジスカールデスタン大統領が、G6(カナダの加盟は1976年から。これによりG7)をランブイエ城に招いたのが先進国首脳会議の始まりである。その理由は、1973年末、ソ連のブレジネフ共産党書記長がリビアの独裁者ガダフィと組んで石油を一気に四倍に値上げした、あからさまな西側経済の大混乱と低迷を図った敵対的謀略に対抗して、自由社会=西側諸国の経済を共同して維持発展させることであった。
この原点において、「自由社会の経済と世界秩序に対するソヴィエト・ロシアの攪乱工作を許さない」が、当然にG7に含意されている。たまたまソ連邦解体後のロシアの平和演技に騙されて、1998年にロシアをG7のメンバーとしてG8とした。が、《侵略の皇帝》プーチンのロシアは、2014年3月にウクライナに軍事侵攻し、その領土クリミア半島を強奪した。ためにロシアは、G7から追放処分された。侵略と戦争が本性の“反・法秩序”ロシア帝国主義において、ロシアは自由社会の永遠の敵である。
選挙と人気が全ての“芸人型選挙屋”安倍晋三の本性は、法秩序が解らぬゴロツキ
しかし安倍晋三は、G7のロシア追放の真意がさっぱりわからない。ライス国務長官が安倍晋三を蛇蝎のように嫌悪したが、その理由は、安倍晋三の本性が、法秩序とか法的正義とかをフンとせせら笑う“ならず者rogue”だからである。
そればかりではない。安倍は生まれてこの方、日本国の悠久の永続など一度も考えたこともない。安倍には、保守の思想は一欠けらもない。安倍はまた、日本の永続的な安定や平和を考えたことはない。法的秩序や法的正義が、悪者・侵犯者の暴力を凌駕する圧倒的で強大な軍事力なしには保持できないことなど、知的水準が低い安倍には理解できない。
そのような安倍晋三に、G7についての基本を講義するのは無駄骨だと思うが、日本国民として生まれた私の“運命の義務”において、以下、簡略に論じておく。G7は表向き自由社会の経済発展のための主要国の団結の誇示が目的だが、その基底には“ソヴィエト・ロシア封じ込めcontainment”が背景にある。この後者を、前面の表に出したのがレーガン大統領で、その歴史的なG7首脳会議が、1983年5月のウィリアムズバーグ・サミットであった。
1983年のレーガンに学んだ時のみ、2016年「伊勢志摩サミット」は大称讃される
レーガン大統領とは、ソ連の方が三~四倍という対米核優位となった核戦力の対米脅威をいいことにアフガニスタンに侵略したソ連に対して、断固対抗すべきだとの米国世論に押されて1981年1月に就任した米国史上に特筆される偉大な大統領である。レーガン大統領は、チャーチルに匹敵するかそれ以上の稀代の政治家であった。
レーガン大統領は、米ソ間の核アンバランスを迅速に逆転するために、ICBMなど金と時間のかかる弾道ミサイルではなく、潜水艦を含む海軍艦艇に約800本の核トマホーク巡航ミサイルを搭載してソ連を海上から包囲するという策に出た。同時に、米ソの地理的非対称を利用し、欧州戦域核戦争態勢を構築すべき、中距離核弾道ミサイル「パ―シングⅡ」/地上発射型巡航ミサイル「トマホーク」のヨーロッパ配備を推進した。
これに、ソ連も心底から恐怖し震え上った。賢明で冷静沈着なアンドロポフ共産党書記長は、対米再逆転はソ連の経済破綻を招くと判断し、全面退却を決心した。表では強気と激越な米国非難と大規模な反核運動を英国/日本/米国で起こしたが、裏では東欧解放とアフガンからの撤兵という対西側全面退却を「今から六年先の、フランス革命二百年祭の1989年に実行せよ」を、兼任だったKGB議長として、KGB第2総局に命じた。1989年の冷戦の終結=ヤルタ体制の崩壊は、1983年のソ連とソ連共産党書記長を震え上らせたことで起きた以上、それは、1983年のレーガン大統領一人によって導かれたと解するのが最正確である。なおプーチンは、アンドロポフのKGB第二総局へのこの命令に接したエリート官僚の一人で、三〇歳前後の若さであった。
話を戻す。西欧の地上に中距離核ミサイルを配備する策は、レーガンの“三つの対ソ巻き返し政策1983年”の筆頭だが、これをNATOの合意にとどまらず、レーガンはG7の合意とすることに拘った。つまり、レーガンは、G7を経済同盟から戦略同盟に変貌させようとした。この効果は他の二つの策と合体して覿面に表れた。前述したように、1983年末までに、アンドロポフKGB議長/共産党書記長は、東欧解放とアフガンからの撤兵という対西側全面退却を決定したからである。
レーガンの“三つの対ソ巻き返し政策1983年”とは、上記の①中距離核弾道ミサイル「パーシングⅡ」/地上発射型巡航ミサイル「トマホーク」のヨーロッパ配備を推進、②G7を経済のG7ではなく、NATOと日米同盟が統合された戦略的な組織への昇格だけでない。もう一つ。それは、③ソ連に対して実際の戦争も辞さないという、“平時の核抑止力を、戦時の核戦争力に転換する用意がある”“必要ならば、核を含む対ソ戦争を決心している”との対ソ連メッセージとして、1983年10月25日に始まり12月15日に終結した、軍事力によるグレナダ共産政権打倒を実行した。
当時のグレナダは、カリブ海に浮かぶ人口10万人弱の共産国家。ここにソ連は、バックファイアー爆撃機用の4000メートル滑走路をほぼ完成していた。当然、グレナダの次にベネズエラが共産国になるのは時間の問題だった。そうすればキューバ/グレナダ/ベネズエラと、カリブ海は赤い海に化す。
なお、レーガン大統領の共産政権つぶしのグレナダ侵攻を手っ取り早く理解したいなら、クリント・イーストウッド主演の映画『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』を観るのが一番。
議長国日本が主導するオーストラリアG7メンバー化が、“世界の日本”を誕生させる
2014年3月以降の世界は、1979年12月末のソ連のアフガニスタン侵略に始まる、ソ連圏対自由社会の決戦とよく似た政治・軍事情況を呈している。“第三次世界大戦の予兆だ”などを騒ぐ、煽り評論家に与してはならないが、ソ連邦崩壊で始まった“ポスト冷戦の二十年(=1990~2010年)が終わった”のは、不可逆の事実。「冷戦の終焉」ではなく、いわゆる“ポスト冷戦の終焉”が到来した。
すなわち、2014年/2015年/2016年のG7が、2013年以前と異なり、「経済G7」から「戦略G7」へと変貌しなければならないのは、選択の自由がない現実からの要請である。換言すれば、「戦略G7」への転換をしない安倍晋三のような、2016年がいまだ新ロシアが誕生した1990年代半ばの二十年前の世界だと錯覚するのは、現実無視の時代錯誤だということ。安倍晋三の愚昧さによって、G7のメンバー国・日本の資格と資質が問われている。
この故に、日本が議長国として取り上げるべき「伊勢志摩サミット」のトピックは既に定まっているようなものだ。安倍晋三の持論「議長国に、自由の選択がある」は、もはやお門違いだろう。この絶対的な最優先トピックの第一は、オーストラリアをG7のメンバーにする事に尽きよう。オーストラリアなしに、南シナ海が“中共の湖”となるのを阻止することはできない。
G7の役割は、自由と秩序ある世界経済の牽引ばかりではなく、世界平和の要諦たる世界の法秩序維持に汗と知恵を流すことである。具体的には、①ロシアに即時無条件のクリミア半島返還をさせることであり、②中共にスプラトリー諸島における7つの礁で建造したすべての人工物を撤去させることである。この②に関して、オーストラリアのG7メンバー化は不可欠であり、これこそ議長国日本が主導するにふさわしい最高のトピックではないか。
しかも、日本が日米同盟に続く同盟条約を締結することが急がれるのは、オーストラリアである。オーストラリアのG7メンバー化は、この日豪同盟への確実な助走であり、欠くことはできない。
ポロシェンコ・ウクライナ大統領の、(四時間限定の)オブザーバー出席
もちろん、①のクリミア半島のウクライナ編も即時無条件返還は、テロ集団ISを中東から一掃することと共に、今、世界が欲する平和への二大希求の一つである。また、クリミア半島がロシアに侵略併呑されている問題は実はウクライナだけの問題ではなく、日本の問題でもある。
なぜなら、ロシアに侵略され強奪されている日本固有の領土──南樺太/国後島/択捉島/得撫島/千島列島(=クリル諸島)──問題は、クリミア半島問題と同じコインの裏表である。日本は、北方領土の無条件即時全面返還をプッシュすべき状況のG7活用とも相まって、G7の生来の討議トピックであるクリミア半島問題は最重要視/最ハイキー化しなければならない。
これをより効果的に演出する方法として、二日間の日程の中で四時間を割き、この時のみだが、ウクライナ大統領のポロシェンコを同席させることだ。議長国の職権でこれは可能だし、他のG6は文句なしに大歓迎する。この良策は、日米同盟とNATOの連携を図ったレーガン大統領の叡智が安倍晋三に蘇るのだから、それは日本の国際的地位と発言力を否応なしに増して、日本の国連常任理事国への道を開くことにも通じる。
以上の二つの他、G6(欧米主要国)の首脳に対して、安倍晋三がなすべきこと
この二つ以外に安倍晋三が真に“世界の安倍”になりたいのであれば、次の三つをG7の公式討議の合間に、それぞれの首脳と実行することだ。
一、フランス製の強襲揚陸艦「ミストラル」一隻の発注購入を、フランス大統領と調印すること。
フランスは、クリミア半島へのロシアの侵略に直面して、その売却予定の「ミストラル級・強襲揚陸艦」二隻が対ロ制裁として渡せなくなり、結果として2015年9月、エジプトに転売した。
この二隻は、ロシアは太平洋艦隊に配属させる予定だった(第一艦は2014年、第二艦は2015年)。ロシア太平洋艦隊は、この二隻配備を見越して、2013年、ウラジオストックの第3独立海軍歩兵連隊(海兵隊)を第40独立海軍歩兵旅団に大拡充していた。
エジプトに転売されたため出来合いの二隻を日本が購入する好機を日本は失った。が、ロシアがこのミストラル級の購入に伴い様々な設計改造をしていた情報を獲得するにも、中仏離間にも、役に立つ。また今後の仏との共同防衛の糸口を作るにも大いに貢献する。そして何よりも、日本やベトナムなどは中共の南シナ海覇権の脅威に晒されており、この種の強襲揚陸艦は何隻あっても足りない。
日本国産の軽空母建造の設計情報などの研究が終われば、“ミストラル級の暫くの運用”後に、これをベトナムに貸与してはどうか。このように、使い道がいろいろあるミストラル級強襲揚陸艦は、日仏連携の最高の象徴にもなり、間違いなく、日本国を大いに裨益する。
二、英国首相と東禅寺を訪問し、ラザフォード・オールコック卿(英国初代公使)の120回忌法要
英国との間でも何か防衛上の絆を作る妙案について、今、思いつかない。そこで、代わりと言えば語弊があるが、英国が日本の対馬を無償でロシアから奪還してくれたことを英国に深く感謝する儀式を、英国首相と安倍首相が執り行うのはどうか。時間は、読経を30分とすれば、さほどかからない。
すなわち、英国の初代公使ラザフォード・オールコック卿は、1961年、東インド艦隊(東洋艦隊)の砲艦外交による、対馬占拠中のロシア軍艦ポサドニック号の退去を幕府に進言し実行。東洋艦隊司令官ホープ海軍中将は、軍艦エンカウンターとリンドーブの二隻を率いてロシアを恫喝。ロシア艦は逃げ去った。
オールコックと言えば、著『大君の都──幕末日本滞在記』が有名。だが、ロシア艦占拠からの対馬奪還こそ、オールコックに日本が激賞の感謝を忘れてならない事柄。外交の根本は、国際法を除けば、道義と友情である。
だが、今日の日本の政治家は森喜朗を観れば一目でわかるように、野卑に堕して外交を国内のバラマキ福祉の延長上に捉えている。そこには国際法上の正義もなければ、武士道的な道義の倫理性も存在しない。英国の初代公使館だった港区高輪の東禅寺で、日英共同のオールコック卿120回忌の法要を営むことは、英国との絆を深めるに益するばかりか、日本人に外交のあるべき姿を見せて訓練することに通じる。
三、「アンサルド」名を持つイタリア企業に、日本政府としてかなり目立つ大型物品を発注する
日本が日露戦争で奇跡の勝利をするに、日英同盟に基づく英国の協力がなければ、体現されえていない。このときの英国の対日協力には幾多もあるが、英国とイタリアとアルゼンチン三ヶ国共同の対日支援は、今もその輝きを失ってはいない。アンサルド社が建造したイタリア製軍艦二隻の対日売却(1903年)がそれである。東郷平八郎提督率いる日本海海戦で活躍したイタリア製の装甲巡洋艦「日進」と「春日」は、既にアルゼンチン海軍の軍籍を取得していたが、英国が斡旋しアルゼンチンが快諾し、日本海海戦での歴史的な働きをなしたのである。
これほど優れた装甲巡洋艦を建造したことにおいて、イタリアのアンサルド社の功績は称賛されるべきが至当な扱いと言える。安倍晋三は、「伊勢志摩サミット」の機会を捉えて、日本国の感謝と敬意をイタリアに伝えるべきで、この方法として、アンサルド社の名前が残る企業から数百億円の物品を発注購入する協定調印がよいだろう。この物品が兵器であれば、国際的にも日伊の二国間においても最高の選択なのは、言うまでもない。
「伊勢志摩」を参議院選挙に利用するだけの安倍晋三は、日本国を辱める恥曝し
安倍晋三は、以上のような、世界に称賛されるG7を開催することは無いだろう。安倍の頭の中は、あくまでも「伊勢志摩」の二ヶ月後にある参議院選挙に、このサミットをどう利用するかだけでいっぱい。G6の首脳が安倍晋三に対し失望と軽蔑をもって日本を去る光景が目に浮かぶ。伊勢志摩G7をボイコットした方がよかったと思うのは必定だろう。
すなわち、伊勢志摩サミットは、北朝鮮から拉致被害者を一人も奪還できない“外交無能”“外交白痴”安倍晋三への蔑視に加えて、賓客を迎える“品格あるマナー”すら弁えない“外交ゴロツキ”安倍晋三という正しい真像を世界に発信することになる。しかも安倍晋三は、《侵略の皇帝》プーチンの犬でもある。G6は、ロシアに同調する安倍晋三に対して制裁を課すことを検討すべきだとすれば、伊勢志摩サミットのボイコットは、その中でも最も賢明な行動の一つということになる。
nakagawayatsuhiro2016-02-02 12:48
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