左翼と戦って日本を守り抜くために(その2)
https://ameblo.jp/kororin5556/entry-12371039167.html
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サヨク政党支持で日本滅亡
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日本の防衛放棄勢力
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日本のサヨクは日本の防衛を全くしようとしない。
日本のサヨクは日本の解体滅亡、中国への植民地化をすすめているわけだから、日本の防衛をさせないことが第一だからである。
日本という国家を滅ぼし日本人の大虐殺、日本人の滅亡を推進しているのがサヨクである。
日本人はもっと利口になり、これらサヨクを完膚無きまで絶滅させていかなくてはならない。
国会議員から落選させていかなくてはならない。
日本の共産主義革命政党
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大森勝久 日本と自由世界の安全保障研究会より
http://www5d.biglobe.ne.jp/~anpoken/sub16.html
左翼と戦って日本を守り抜くために
平等の否定、不平等と上下秩序の堅持
2002年10月8日
(続き)
五、左翼は「不平等=悪、現国家=悪」に洗脳されている
私は左翼の革命目標である平等社会=社会主義社会の建設が、自由ゼロの独裁国家の建設になることを明らかにした。
左翼がもしも、「平等の実現とはどういうことなのか。本当に正しいのだろうか」と自問して、理論的に検証していく必死の努力を継続するならば、気付いていくことではある。だが、この自問ができないのである。その訳は、彼らは「不平等=悪」、だから「現国家(体制)=悪」に徹底的に洗脳されてしまっているからである。
日本社会が経済的にも政治的にも社会的にも不平等であることは明白で疑いがない。左翼はこれをさらに、支配階級と被支配階級がいる階級社会(階級国家)、支配社会だと規定して、自らをマインドコントロールしている。左翼にとっては、日本国家体制が悪であることは「絶対的な真理」になっているのである。
このような基本認識であるとき、「我々は、この邪悪なる支配社会、不平等社会を根本的に革命するために戦っている存在なのだ」という強い肯定的な自己認識となる。「平等社会の建設」は神聖化された目標となり、戦いは「聖戦」となる。だから「平等」に対する疑念は出てきようがないのである。
現実の社会主義国に対しても、最良の解釈の場合でも「社会主義の理想を裏切り、スターリン主義に堕落したものだ」という解釈になるだけである。「平等社会」に対する盲信=洗脳は、いささかも揺るがないのである。そのような「スターリン主義国家」についても、左翼は、資本家階級を消滅させた点で「歴史の必然」、「歴史の進歩」であり、資本主義国家に比べればはるかに良い国家であると考えるのだ。だから左翼はそれらの国家の尖兵になっている。
左翼は主観的には、「自由ゼロの共産党独裁国家」を造ろうと考えているのではない。邪悪なる敵である現日本国家体制を根底から変革して、「平等で人民民主主義的自由の理想社会」を建設するのだ、と考えているのである。そして自らを倫理的に優れた存在だととらえているのだ。洗脳の恐ろしさである。だから手強い敵である。保守勢力はこのことをよく認識しておくべきである。
「平等で人民民主主義的自由の理想社会」が、「自由ゼロの共産党独裁国家」になるのである(二章参照)。
戦いの土台は思想戦である。思想戦で敵・左翼を論破して圧倒的優位に立つことが絶対に不可欠である。それなのに、政府も保守勢力も左翼の思想をよく理解してさえいない。政府が左翼に攻勢的に論戦を仕掛けることもない。そもそも、政府は左翼を「内なる侵略勢力であり、撲滅すべき敵だ」と認識できていないのだ。そして既述した如く、左翼の思想攻勢によって、逆に侵食されてしまっている有り様である。思想戦に負けてしまっているのである。
政府も保守勢力も自らを思想的に鍛え直していかなくてはならない。さらに以下に述べていこう。
六、「不平等」が自然な秩序であり善である
法の支配と私的所有が自由の基盤である。私的所有である以上、所得は当然にも不平等となる。前記した如く、男と女は不平等だ。男が男らしくなるのは後天的な教育によるものではなく、DNAによる。女が女らしくなるのも同様だ。また個人は生まれながらにして個性・能力に違いがあり、その後の主体的営為によって、格差は一層拡大していく。不平等は人間と人間社会の自然な秩序であり、絶対的な秩序なのである。善なのだ。
家庭の中では両親がいるからこそ、子供はその恩恵を受けて成長していくことができる。もしも両親の能力を子供に平等化すれば、全員が死んでしまう。社会でも同様なのである。能力の高い人々がいるからこそ、一般大衆も社会的弱者もその恩恵を受けて、より良い生活を享受できているのである。
これが真理である。子供が親に感謝し尊敬するように、社会においても、エリートたちを尊敬してこそ立派な大人である。ところが、左翼は平等思想から「反エリート」さらには「反支配者」をプロパガンダするのだ。
生産力が低かった時代、障害を持った子供や働くことができなくなった老人は、生存することが許されなかった。かつてのアイヌ民族の社会でも、働くことができなくなった老人は川原に小屋を立てて住む掟になっており、大水が来たときに人生を終えていった。
社会の中のエリートが生産性を高める発明をし、生産を組織し、うまく運営していくことで、社会全体の生産性と生産力を高めていった。また政治社会のより良い統治にも、エリートの存在は不可欠であった。文明国家(文明社会)はこのようにして発展してきたのである。
国際社会においても不平等が自然の秩序である。封建制度こそは、国家権力の制限と自由の母である。封建制度を持った国家、民族は限られている。日本とヨーロッパ諸国だ。その中で、生産の組織化も可能となり発展していったのである。
今日の日本が立派な生産システムを持っているのは、日本国家の質と日本民族が過去から営々と努力を積み重ねてきたからである。私たちはこのことを率直に誇りにしてよいのだ。
だから、第三世界の国々が先進国のようになりたいと願っても、すぐになれる訳では全くない。子供が一気に大人になれないのと同じである。自助努力を積み重ねて、考え方と精神と制度を改善し、生産を組織化し、そして資本を蓄積していく長い努力の積み重ねによって、段々と成長していき得るものなのである。
そして日本は、投資や貿易や経済援助(ODA等)によって、アジア諸国をはじめ第三世界諸国の経済成長に大いに貢献してきているのである。このことも誇りにしてよいことである。もちろん、そのことによって日本も利益を得ているわけである。
日本の中卒や高卒の男女が企業に就職すると、アジアの国々の中卒や高卒の男女に比べて極めて高い賃金を得ることになる。しかし両者を企業から切り離して、比較してみるならば、賃金格差ほどの能力格差がないことはすぐに明らかになる。大差はないだろう。
しかし日本の企業が高度な生産設備を持ち、日本社会の経済インフラが高度に整備されているために、日本の企業の生産性はアジアの国々の企業に比べてはるかに高いのである。その生産システムの一部に組み入れられるからこそ、新入社員も高給を得られるわけである。
すなわち、新入社員は日本の先祖・先輩のたゆまぬ努力の成果の恩恵をいっぱい受けているのだ。日本の生産システムを創り上げてきた者の中心には、多くのエリートがいる。また入社したその企業内に限ってみても、彼の十数倍、数十倍の労働生産性をあげている人は何人もいる。しかし彼らはそんなに多くの賃金は得ていない。つまり新入社員は、そういう人々からの所得移転の恩恵に浴しているのである。
国民は不平等であるからこそ、能力が低い人はより高い人からの恩恵に浴することができるのである。つまり政治・経済・社会生活をより良くできるのである。これが真理である。
「反エリート」をプロパガンダする左翼は、一般大衆や社会的弱者の利益に敵対しているのである。
七、企業は社会に大いに貢献している
ある村に大金持ちがいたとしよう。彼は平等思想に支配されてしまって、資産を村人に平等に分配したとする。この場合には、一世帯当りにすればそれほど大きな金額にはならず、暫くすれば使われて無くなってしまう。しかし、彼が事業を興して多くの村人を雇い入れるならば、村人は毎月の所得を得ることができるようになり、村民の生活水準はだんだんと上昇していくことになる。どちらが良いかは言うまでもない。町や都会であっても同じである。これらは今第三世界でも起っていることである。
資本家、企業は社会の人々に大いに貢献してきたし、しているのである。この事実をしっかりと認識することである。
だが、日本の左翼マスコミは常に大企業、中堅企業を攻撃している。企業に順法精神と企業倫理が求められるのは当然のことだ。しかし大企業、中堅企業らが社会に貢献しているその面が、忘れさられては断じてならない。そもそも、左翼マスコミには企業を批判する資格など一片たりともないのだ。彼らは日本を破壊する侵略者なのだから。
左翼は、金持ちに嫉妬する大衆の卑しい心につけ入って、平等思想をプロパガンダして、反資本主義の運動を作り出す。もしこの運動が成功すれば、人々は今よりもはるかに貧しくなるばかりでなく、最も大切な価値である自由が死んだ社会になるのである。国民は独裁支配されることになる。
金持ちが事業を興していけば、彼は益々金持ちになるが、他の多くの人々の生活水準も向上していくのである。
「搾取」はレトリックであり存在しない
マルクスは「a時間の必要労働、b時間の剰余労働の場合、労働者は資本家にb時間分の剰余労働を搾取されている」と主張した。左翼は盲信しているが、「搾取」はレトリックであり、存在しない。全くの誤りである。
たしかに労働者は、労働したa+b時間分の価値を丸ごと受け取ってはいない。だが、それは当り前のことである。
なぜならば、労働者は生産手段を有していないのである。だから生活の糧を得るために、会社に就職したのである。彼は会社の機械を使って、会社の原材料を加工する等の労働をする。有能な会社経営者と機械や原材料等がなかったならば、彼は労働することができず、生活の糧を得ることができない。従って、彼がa+b時間分の労働が生み出した価値を丸ごと取得できないのは、当然過ぎることなのである。
「必要労働分」が労働者の取り分であり、あとは会社側の取り分である。もし労働者が全てを取ってしまったら、それこそが正真正銘の搾取だ。
会社と労働者は「一日八時間労働で賃金はいくらだ」という労働契約を結ぶ。この契約内容が先に書いたものであり、双方にとって正当なものである。「搾取」はレトリックであって存在しない。
もしもこれが不満であれば、彼は自分で個人事業を始めるなり、会社を設立すればいい。しかし、これらは一定の資金がなければ設立できないだけでなく、経営能力を有していない者にはできないことである。だからこそ多くの人が労働者になって生活の糧を得るのである。
資本家や会社に感謝してこそ、立派な国民である。
八、経済のグローバル化は第三世界の民衆に大きな利益をもたらしている
まず最初に述べておかねばならないことは、日本をはじめ先進国は、第三世界から富を収奪し続けることによって豊かさを手に入れ、かつ維持しているのではないし、第三世界は先進国に富を奪われ続けているから貧しいのではないということである。だが、左翼のほとんどはこのように誤解している。
日本など先進国は「生産の組織化」に成功し、その近代化、現代化に成功したからこそ、豊かな国になったのである。日本は毎年五百兆円もの付加価値(国民総生産)を生産している。国内で生産しているのであって、外国から奪ってきたものではない。第三世界の諸国がまずしいのは、生産の組織化とその近代化、現代化に未だ成功していないからである。
一九八0年代から顕著になった経済のグローバル化によって、第三世界(「南」の世界)の何億もの民衆が生活水準を以前の水準から大きく向上させてきている。「南北間の経済格差」は確実に縮小してきている。これは経済統計によってはっきりと裏付けられているのである。東アジア諸国、中南米諸国、インド、中国。
先進国の企業がこれらの国々に進出し、そして先進国との貿易が拡大することによって、多くの人々が職を得て、より高い賃金を得て、第三世界の国々の民衆の生活は、絶対的な水準からすれば未だ極めて低いものの、以前の水準に比べれば大きく向上してきているのである。
第三世界の何億もの人々の希望がかかっているにもかかわらず、左翼思想という根本的に誤っている思想に洗脳されてしまっている者たちは、経済のグローバル化を侵略、収奪だと攻撃しているのである。
左翼にとっては、資本主義とは「国内の労働者を搾取し、第三世界の労働者を経済侵略し収奪する悪の制度」なのだ。彼らはあるがままの現実を正しく把握することをせず、拒否し、自らの理論に合せて虚構の現実を作り上げて、それを糾弾しているだけなのである。
先進国企業の直接投資であれ、先進国との貿易であれ、もし、それが不利益になると思えば、第三世界の側は、その経済取引の契約をしなければよいのである。先進国の企業や政府が、一方的に契約を強制することなどできはしないからだ。
経済取引は双方が自らの利益になると判断するから結ばれる。経済のグローバル化(投資、貿易)が経済侵略で収奪ならば、あの独裁国家の中国が、先進国企業と直接投資の契約を結び、貿易に関する契約を結ぶわけがない。
左翼こそが第三世界の何億もの民衆に敵対しているのだ。自らの利益を求めて第三世界に工場を建設する先進国の資本家の方が、第三世界の民衆の生活を向上させる友人なのである。
わが日本も、アジア諸国をはじめ第三世界諸国の経済発展と民衆の生活向上に大いに貢献しているのである。
九、貿易黒字・赤字は損・得とは関係がない
経済の「通説」はほとんどが誤解や無知による謬説である。たとえば左翼は、日本とアジア諸国との貿易はほとんどが日本側の黒字だから、日本は富を収奪している、と攻撃する。貿易を富の奪い合いとみる考え方である。「貿易黒字は得、赤字は損」というわけである。無知ゆえの誤解である。
しかしひとり左翼だけではなく、経済誌、新聞の経済欄、テレビの経済ニュースでもこうした誤った考え方に陥ってしまっている。日本政府も日本銀行もアメリカ政府もしかりである。日米貿易で、日本が大きな黒字を出す度に「経済摩擦」が生じて、「日本の黒字減らし」が課題になり、日米の同盟国関係に悪影響を及ぼしてきた。
貿易は富の奪い合いのゼロサムゲームではない。互いに利益を与え合うプラスサムゲームである。貿易黒字・赤字は損・得とは全く関係がないのである。こうしたことは国際経済学の教科書にちゃんと書いてある。
経済取引は双方が自らの経済状態の改善を考えてするものであり、海外取引(貿易)も同様である。だから各経済主体が改善になると考えて行った個々の輸出や輸入の合計(貿易黒字になったり赤字になったりする)も、経済状態を改善するものであっても、損になる筈はないのである。
人々は貿易黒字・赤字を単純に、「企業会計の黒字・赤字」と同列にとらえてしまっているのである。だから黒字は得、赤字は損というわけである。
A国とB国の貿易で、A国はB国へ100を輸出し、B国から80を輸入した場合、A国のB国に対する貿易黒字は20である。この時、人々は20のお金が儲かったと単純に考えてしまうのだろう。しかし輸出は財貨・サービスとお金との等価交換である。A国は20のお金と等価の財貨・サービスをB国に渡しているのである。A国が得をしたわけではないし、20の貿易赤字のB国が損をしたのでもない。あなたが商店で一万円の有用な物を買ったとき、一万円損をしたと言うだろうか。
一国にとっての「貿易利益」とは、aという財を自国で生産するよりも、別のものを輸出して、それと交換に外国からより安いaという財を輸入した方が得になる、というところに生じるのである。リカードの比較生産費説である。各国は「比較優位財」に特価して貿易をすれば、必ず貿易利益を得られるのである(野口旭著『経済対立は誰が起こすのか』ちくま新書、一四0頁参照)。
経済学においては、「総貯蓄-総国内投資=経常収支」という恒等式が成立している。貯蓄投資バランス式という。左辺を展開すると、「資本純輸出(純輸入)=経常収支」という恒等式になる。「純」とは「差し引きを相殺した後の」という意味である。
分り易くするために。世界には先進国Aと発展途上国Bの二国しかないとする。B国は貯蓄が十分でないために、自国の貯蓄だけでは国内の活発な経済活動の投資資金をまかなえない。だからA国の各経済主体が不足分をB国に資本輸出する。A国は20の資本の純輸出国であり、B国は20の資本の純輸入国であるとしよう。
この場合、二つめの式からA国の経常収支は資本の純輸出額と同額の20の黒字となり、B国の経常収支は資本の純輸入額と同額の20の赤字となる。経常収支はほぼ貿易収支と等しい。これにより、「B国の経常収支(貿易収支)は20の赤字だから、A国に20の富を収奪されたのだ」との考えが、全くの誤りであることがはっきり分かる。B国はA国から資本を輸入して、経済成長を実現していくのであり、利益なのである。
一国の経常収支(貿易収支)の黒字・赤字とは、国と国との間の資金の貸し借りのことであり(二つめの式)、また一国全体の貯蓄投資の差額のことである(一つめの式)。「以上のように考えていけば、輸出も輸入も、そして経常収支の黒字や赤字も、各経済主体の経済状態を改善するものでこそあれ、『損失』を与えるものではまったくないことがわかる」(前掲書一五八頁)。
不況になると、日本の経常収支の黒字幅が拡大する。二00二年上半期(一月~六月)の経常黒字は前年同期比で五十一パーセントの増加であった。それは総国内投資が減少するからであり(一つめの式)、従って、資本純輸出が増加するためである(二つめの式)。「経常収支(貿易収支)の黒字は得だ」との通説の誤りは明白である。黒字が得ならば、なぜ大きな経常黒字を出している日本は今こんなに大不況なのだろう。
但し、不況対策として政府が財政赤字支出を拡大すれば、先の式は「(民間貯蓄-民間国内投資)+(政府収入-政府支出)=経常収支」とも展開されるので、(政府収入-政府支出)のマイナスが拡大して、経常黒字が減少することになる(前掲書一0二頁以下参照)。
「経常収支不均衡の是正」は不必要である
「経常収支(貿易収支)の不均衡を是正せよ」との主張は、全くの無知に基づく謬論である。日本政府・日銀もアメリカ政府も、この謬論に何十年も洗脳されたままである。
九0年代のアメリカは経済成長を謳歌した。各国から資本が流入した。とりわけ不況の日本から流入した。だからアメリカは資本の純輸入国であり、二つめの式から、アメリカの経常収支は大幅な赤字であったのである。
「経常黒字・赤字を損・得」と見る誤った考え方が、「経常収支不均衡を是正せよ」との主張を生み出す。この黒字・赤字は損・得とは全く関係がないのだ。経常赤字とは、二つ目の式で分かるように、国内で必要とされる資金を外国から調達した結果なのである。もし、日本をはじめ海外からの資金がアメリカに入ってこなかったら、九0年代のアメリカのあの経済成長もありえなかったのである。
国家間の資金の貸し借りが、経常収支の黒字・赤字である。だから、「経常収支の不均衡があること」が正常なのであり、「是正」は不必要であるばかりか、有害なのである。私たちはこのことをしっかりと認識しよう。
十、自由主義経済は別形態の高度な〃計画経済〃である
左翼は、自由主義経済(市場経済)を無政府性、無計画性だとして攻撃する。だが、自由主義経済は断じて無政府、無計画ではない。
各経済主体は、一定期間の生産計画や販売計画を綿密に立てるのである。そして、日々の市場の動きを把握して、計画を速やかに修正していくのである。
社会主義経済のように、国家の中央のみが、全社会の全ての需要を把握して生産計画を立てるのではなく、自由主義経済では、各経済主体が、自らの商品に関する、それぞれの地域社会の需要を把握して、計画を立てて、必要な原材料や機械や製品また労働力を調達して、生産や販売を行っていくのである。そして日々の市場の動きを見て、計画を速やかに修正していくのだ。
すなわち、無数の「計画」が市場メカニズムによって調整されていくのである。もちろん市場は万能ではない。政府が、市場の正しきルールが守られるよう常に監視して、違反者は罰していくし、景気後退やリセッションに陥れば、中央銀行と政府が金融政策や財政拡張政策によって、景気を回復させていくのである。逆に、景気が過熱すれば、やはり中央銀行による金融政策がとられていく。
このように、自由主義経済は社会主義経済よりも、別の形態ではあるが、はるかに高度な〃計画経済〃なのである。
なお、平成の大不況は政府・日銀の経済政策の誤りが原因である。本年一月の文で述べたように、小泉(竹中)内閣の政策も完全な誤りである。政府・日銀は銀行や企業を非難しているが、非難されるべきは誤った経済政策を実行している政府・日銀の方である。小泉内閣の失政により百数十兆円もの富が消失してしまったのである。政治家・官僚には命を賭して国益を守る重責を果す義務がある。
「保守」とは何か
人間は何世紀にもわたって試行錯誤しながら、市場経済という極めて優れた制度を創り出し、発展させてきた。
マルクスという一人の人間が思い上がって、「理性によってより良い社会制度を設計できるのだ」として作り出した理論(社会主義)よりも、無数の人々が何世紀にもわたって実践と改善を繰り返して創り上げた「伝統的な制度」(自由主義市場経済)の方が、疑問の余地なく正しいのである。
「保守」の思想とはこういうものである。「革新」や「構造改革」や「進歩」ではなく、それを否定して、伝統的なものを「保守する」のである。政治制度についても同様である。日本は立憲君主国であり、これを「保守」しなくてはならない。
十一、日本を守るため、「平等」を否定し、「不平等」と「上下の秩序」を堅持すること
人間社会は上下の秩序によって作られている。家庭における親子、兄弟姉妹、学校における教師と生徒、上級生と下級生、先輩と後輩、会社や役所における上司と部下、先輩と後輩、社会における年長者と年少者、目上の人と目下の人、リーダーとメンバー、師と弟子等々である。同年齢においてもリーダー的人間とそうでない者がいる。
この正しき秩序を正当に認めることである。そのときにこそ、愛情、慈愛、尊敬、権威、友情、団結、協力等が生まれる。正しき権威は重要である。これがあるとき、リーダーは人々を穏やかに指導できるからである。
一方、左翼がプロパガンダする「平等・対等関係」とは、張り合い、相争う関係である。だから社会に平等・対等関係を導入することは、国民を対立させ社会を分裂させ解体させていくことになる。愛情も慈愛も尊敬も権威も友情も団結も協力も消え失せていく。
今「学級崩壊」が起っているのは、家庭で親が子供に上下の秩序を教え込んでいないためである。そのことは「家庭崩壊」も起っているということだ。平等思想がマスコミによって大量に社会に流されており、多くの者が洗脳されてきているのである。
私たちは、自由主義文明国家日本を守り抜くために、「平等」を否定し、「不平等」と「上下の秩序」を断固堅持していかなくてはならないのである。
左翼団体とその活動は違憲である
自由主義の文明国日本を滅ぼし、自由ゼロの独裁国家を樹立しようと戦っている左翼団体とその行動は、非暴力であろうとも違憲である。彼らは国家権力を握れば、外国と結んで暴力(軍事力と警察力)を国民に対して行使してくるのだ。
結社の自由や言論等の自由は断じて無限定ではない。憲法第十二条、十三条の「公共の福祉」、そして二十九条の「私有財産権」、また第三章「国民の権利及び義務」全体を貫く自由主義によって限定されているのである。
すなわち、自由主義国家日本を滅ぼし、「法の支配」を消滅させて、社会主義国家=独裁国家の建設を目標としている団体とその行動は、完全に違憲なのである。非合法化する立法措置が早急にとられなくてはならない。左翼は内なる侵略勢力なのである。
二00二年十月八日記
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